#29 毎月分配型の投資信託を買うな(3)

守る力

キーワード

「全部ゴミ」

 

〜前回のつづき〜

 

●ダメ商品の代表例

これは本当に引っかかってる人が多くて

 

・年配の人

・親が買わされてる

 

とかいっぱいあると思うんですけど

 

「毎月分配型の投資信託」

 

これはダメ商品の典型的な例です。

 

結論だけ言えば毎月分配型の投資商品は全部ゴミです。

 

「私のは大丈夫」

「あの人が紹介してくれたから」

「海外の高金利の◯◯だから」

 

誰しも自分が選択したものが失敗と思いたくはない。

 

みんな最初は

 

「あの人はそんな商品持ってこないよ」

「今は中国がアツい!」

「ブラジルがアツい!」

 

と言いますがそういう以前の問題の商品です。

 

なので毎月分配型の商品を買ってる人は全部ゴミ商品を買ってると思ってください。

 

理由を説明します。

 

(1)バカ高い手数料

投資信託というのは買う時に3つの手数料がかかります。

 

a)購入時の手数料

ネット証券であれば無料が多いですが銀行の窓口では当然取られます。

 

b)信託報酬

毎年かかる手数料です。

 

農家のおっちゃんに支払う毎月の維持手数料でこれが毎月分配型の投資信託の場合大体2〜3%取られます

この数字だけ聞くと投資初心者であれば高いのか安いかわからないし利益が上がればそれぐらいいいのでは?となります。

 

前回お話しした通り投資の平均利回りはせいぜい5〜7%です。

だから平均の点数を出せてる投資で5〜7%なのにそこから2〜3%引かれるんですよ。

 

半分引かれちゃう

 

購入時の手数料を酷いものだと4%とか取られます。

だからもう買った段階で赤字なんです。

 

一年目の利益は全部吹っ飛んでる状態になってしまいます。

 

c)信託財産留保額

これは解約手数料だと思って下さい。

 

(2)分配金の問題

ここが話をややこしくしてるというか分かりづらくしてる。

人間の心理を巧みについてくる。

みんな嬉しい分配金ですよ。

 

人間というのは一年後の100万円より今月貰える1万円

来月も貰える1万円の方が嬉しいという生き物です。

 

ちゃんと貰える分配金。

 

例えば不動産REIT。

不動産投資で分配金が出る。

 

投資信託だって分配金が出るというのは

別に分配金が悪い訳ではない。

 

ここを巧みに使っているんです。

 

なぜダメなのか?

毎月分配型の投資信託の分配金だけなぜダメなのか?

分配金には二種類あります。

 

・普通分配金

・特別分配金

 

中でも特別分配金がクセモノです。

 

いわゆる『タコ足配当』と言われているんですが

自分の足を自分で食べてるのと同じです。

 

前回いいよとお話しした分配金というのは

 

・株価が上がった

・企業の利益配分

 

これらは『普通分配金』です。

これは普通の形なので問題ないです。

 

儲かったから投資家の皆さんに分配しますよというのが本来の考え方です。

別にこれは悪くない。

 

問題なのは『特別分配金』の方です。

ほとんどが毎月分配型の場合こっちになってる。

分配金の仕組みをお話しします。

 

〜〜〜つづく〜〜〜

 

Special Thanks college president Ryo.

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