キーワード
「ものすごく悪い商品」
〜前回のつづき〜
●基準価格(株価)
価格が一口(一株)1万円の投資信託がある。
投資信託の場合は『一口』と言います。
株でいうと株価。
投資信託でいうと『基準価格』と言います。
価格が一口一万円の商品がある。
これが今年1%の利益を出した。
一万円預かったお金で1%の利益を出した。
=100円の利益を出した。
預かった一万円で100円の利益を出せた。
だから投資家に100円配当しても減らない。
要はみんなが一万円誰かから預かった訳です。
この一万円を使って1%増やした。
何かに投資するとかして100円増やした。
だったらお金を出してくれた一万円出してくれた人に対して100円配当しても自分の手元にあるのは一万円のままですよね?
減らない。
でもこの同じ条件で一万円預かりました。
預かった一万円で今年は利益が出なかった。
一万円で利益を出せなかった場合に投資家に1%
要は100円配当を出してしまう。
100円配当を出した場合自分の手元にいくら有るでしょう?
一万円預かって100円配当を出した。
そうすると自分の手元に有るお金は9900円になります。
一万円から100円引いたら9900円。
これは『基準価格が1%下がる』と言います。
だから分配金というのは仕組み上出すと株価だろうが基準価格だろうが必ず下がります。
そんなに難しい話じゃないですよね?
農家のおっちゃんの場合であれば投資家から100万円預かったら
農家のおっちゃんに上手く運用してもらうために預ける訳です。
農家のおっちゃんの手元に100万円ある。
これを元に色んな木などを育てていく訳です。
でも今年利益が出なかったのに一万円配当を出しちゃうと財布の中身は99万円ですよね?
では10万円配当を出したらどうなるか。
手元に90万円有ることになりますよね?
意味ありますか?という話です。
投資家から見たらみんなのお金が一部返ってきただけです。
基準価格がそのままなのであれば嬉しい事ですが
利益を出してないのに自分のお金が帰ってきただけです。
実際はもっと減ってる。
分配金の仕組みがややこしくしてるんです。
儲かってるのか儲かってないのかよくわからないという
初心者の投資家を食い物にするものすごく悪い商品です。
〜〜〜つづく〜〜〜
Special Thanks college president Ryo.