#38 投機性の高い投資とFX自動売買について(1)

守る力

キーワード

「全部爆死」

 

資産を着実に形成していく上で

投機=ギャンブル性の高い投資をしないようにしよう

というお話しをしました。

 

投資と投機というのは別物です。

そもそも何のために投資するのかというのをちゃんと定期的に考え直す必要があります。

 

●信用取引とは?

じゃあ実際に投機性の高い投資というのは何なんだという話なんですけど

どういうものが投機性の高い投資かというと

 

「信用取引」

 

ですね。

 

これは何回か前にお話ししましたが

実際には100万円しか持ってないのに300万円分の取引ができるみたいな株の信用取引ですね。

 

大体株であれば大体3倍です。

 

借金とは違いますが実際に自分が持ってる金額以上に動かせる。

株であれば信用取引3倍。

 

先物取引であればレバレッジをかけるのが基本です。

(※ 先物取引とは、将来の売買についてあらかじめ現時点で約束をする取引のこと)

 

そしてFX。

すごく人気です。

これ自体は否定していません。

 

これで生き残っている人もいますし別にFXが悪いものでも何でもない。

投資として全く否定はしません。

為替ですから。

 

ただレバレッジをかけるというのがFXの基本なので

投機性はどうしても高くなりやすい

 

生き残ってるトレーダーもいますし

本当に勉強してるし実際に運も強いです。

 

そこだけをずっと勉強し続けられる専業トレーダーじゃないですよね。

 

勉強したから勝てる勝てないは別ですが

そのぐらいずっと研究しつづけてやってる訳ではないですよね?

 

片手間でやって勝てるような世界ではありません

 

だからFX自体は否定しないですけど

投機性が高い投資だというのはよく理解しておいて欲しい。

 

●スワップポイント狙い

これはわかる方だけでいいんですけど

 

「スワップポイント狙いの高金利通貨FX」

 

ですね。

 

為替リスクの話を以前しましたが

結局年利15%とか付いても結局円に戻した時に

それだけ下がってたら意味が無いですから。

 

新興国の通貨というのはそれだけ値動きが激しいので

レバレッジをかけて突然のロスカットになる可能性が非常に高いです。

 

「そんな事ぐらいわかってる!」

 

と言われると思うんですけど

やはり経験がまだまだ浅い人たちというのは

今まで色々沢山あった事を知らない。

 

暴落相場とか有ったんですけど

そういう時を経験してきてない。

 

本当にある日突然吹っ飛んでしまうということが全然有りうる。

 

投機性が高いというのをわかった上でやってるとか

余裕資金でやってる分には別に何も言わないですけど

こういうものはどちらかと言うと投機性がすごく高いです。

 

●FXの自動売買

これがいますごく大人気です。

 

・トラップ・リピート・イフダン

 (トラリピ https://tinyurl.com/2dxtaxcq)

 FXの自動発注機能

・トライオートFX

(https://tinyurl.com/2c4z3u3k)

 

これら自体が決して悪いものではありません。

全然悪いものではない。

 

裁量トレードを手助けしてくれます。

 

自分で手動でやってるぐらいであれば

みんな自分で何かしらルールを決めてそれにに従って売買してると思うので

 

これを手助けしてくれるツールとして全然有効だと思うし

すごくいいと思います。

 

ただしこれはトラリピじゃないんですけど

完全自動売買ソフトで長期で生き残っている例というのが無いんです。

 

「完全自動売買ソフトはインストールして最低限の設定をしておくだけでほったらかしで勝手に増えます」

 

みたいな。

 

たまにネットで売ってたりするんですけど

こういうソフトというのは全部爆死してます。

 

最後みんなロスカットですね。

ずっと生き残ってるソフトはありません。

 

●トラリピ

最近人気のトラリピは条件設定します。

 

こう動いたら買う・売る

どの通貨にするか

条件設定が柔軟で無限に有ります。

 

条件設定が合ってたらもちろん勝てるんですが

合ってなければ当然ロスカットになります。

 

だれでも全員勝てる投資はありません。

結局レバレッジをかけてるので投機性が高くなりますよね。

 

FXのリスクというのはやはり24時間動き続けている事です。

だからいいという人もいます。

 

7割が『レンジ相場』と言ってそんなに大きく動かない。

一定の上下の幅の中で動き続ける。

 

この時に自動売買というのは威力を発揮します。

特定の条件を入れておく。

 

ただ暴落する時に

 

「◯◯ショックは突然に」

 

という事なんですけど

暴落した時にすごい勢いでロスカットすることになる。

 

ユーロ・スイスフランの時

30分で4000pipsも落ちたんですよね。

(percentage in point=FXにおける通貨の共通単位)

 

30分で4000ってものすごい事なんですよ。

(やられてる方わかると思いますけど)

 

あとドル円。

 

ユーロ・スイスフランの通貨じゃなくて

ドル円とかでも東日本大震災の時とかでも

1週間ですごく動きました。

 

レバレッジをかけてない人だったら大した数字じゃないんですけど

大体FXやる人ってかけてますよねレバレッジ。

 

じゃないとあまり意味がないので。

 

そこにこうやってリーマンショックとか

要は寝て朝起きたらもう一気に吹っ飛んでるような可能性もあるわけです。

 

そういう暴落の時というのはロスカットが有効にならない場合もあります。

 

~~~つづく~~~

 

Special Thanks college president Ryo. 

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