#43-2 事業(副業)を始める時の税金と確定申告(4)

稼ぐ力

「脱税と節税は全然違う」

 

〜前回のつづき〜

 

●節税とは?

『節税』という言葉を聞いた事がありますか?

やはりなるべく税金を払いたくないですからね。

 

税金をみんな払いたくないですよね?

実際本音は沢山もっと税金払いたいという人は少ないですよね?

 

節税という言葉は聞いたことあるかと思いますけれども

一体節税って何でしょう?

 

税金ってどうやって決まるかというと

『課税所得』というのをベースに決まる訳ですよね?

 

売上(収入)-経費-控除=課税所得

 

どうしたら税金が減るのか?

一体節税って何なんだ。

 

課税所得を元に税金というのは計算される訳です。

だから課税所得というのを減らすという事が節税なんです。

 

課税所得を減らす=節税。

 

じゃあどうしたらこの課税所得って減らせると思いますか?

方法は大きく2つ。

 

(1)経費を増やす

(2)控除を増やす

 

この2つが節税です。

 

数字を入れて見ていきます。

 

(例1)

売上が300万円

経費が50万円

控除が50万円

 

だと

 

300-50-50=200万円

課税所得になる。

200万円に対して税金は計算されます。

 

ではこれに経費と控除をもう少し乗せると

 

(例2)

売上が300万円

経費が100万円

控除が100万円

 

300-100-100=100万円

この100万円に対して税金がかかってくる。

これが節税なんです。

 

もう一つ課税所得を減らす方法があって

 

「売上を隠す」

 

300万円売上があるのに50万円とか100万円とかにしてしまって

売上を隠してしまえば。

 

ただこれをやると脱税になってしまうんですよ。

 

それからもう一つ方法があって

 

「架空の経費を乗せる」

 

これも脱税になってしまいます

 

使ってもいないお金を使いましたということにして経費にしてしまう。

これも脱税になってしまいます。

 

「売上を隠す」

「架空の経費を乗せる」

 

これは両方やってはダメです。

あとでバレるので気をつけて下さい。

 

あともう一つ『どっちとも取れる経費』というのがあって

結構勘違いされやすいんですけど

 

「それは脱税だ!」

 

とイメージで思っちゃったりもするんですけど

どっちとも取れる経費というのがあります。

 

脱税ではない。

見解の相違という事です。

 

個別事例はなかなか出しづらいんですけど

誰かとご飯を食べたとしてこの食事が

 

・打合せになるのか

・単純に遊んでただけなのか

 

どんな内容の話をしたのかという

それによっては見る視点によっては

 

・遊び

・仕事

 

実際にお金を使っているのは本当だけれども

見る視点によって

 

・経費なのか

・経費じゃないのか

 

見る人の視点によって経費の取り扱い方が違います。

 

そういうのは『見解の相違』と言います。

脱税にはなりません。

 

だからすぐ何でも脱税になる訳ではありません。

脱税と節税はすごく似てるようなイメージがあるかと思いますが

全然違うということを覚えておいて下さい。

 

〜〜〜つづく〜〜〜

 

Special Thanks college president Ryo.

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