#43-2 事業(副業)を始める時の税金と確定申告(6)

稼ぐ力

「税務調査の逃れ方:まずは知る事が大事」

 

〜前回のつづき〜

 

●日本は申告納税制度

『申告納税制度』とは自分で自分の税額を申告する。

 

もし申告しても税務署はすぐチェック出来ないんですよ。

 

3月に個人であれば申告するんですけど

税務署もみんな一斉に来るから一気にチェック出来ないんですよ。

 

だから怪しいところに後で調査=答え合わせをしに来るんですよ。

後で書類をチェックして怪しいところが見つかったら現地に来る。

 

3月に税務署に持っていって何も言われなかったから大丈夫だと言う人も中にはいるんですけどそういう事ではない。

 

問題ないという事ではない。

数字は後でチェックされるという事です。

 

●どんな会社に調査は来るのか?

「悪いことをしている会社に税務調査は来るんでしょ?」

「脱税をしている会社に来るんでしょ?」

 

そうじゃない。

 

不審な点

不明な点

怪しい

 

がある会社に来る。

 

もしくは同業者に比べて異常な数字があるとか

同業他社に比べて

 

「なーんかここの会社これだけ売上が上がっているのに全く利益が上がってないなぁ」

とか

 

「異常にここの経費が多いな」

とか

 

そういう怪しい所に対して来る。

 

「急激に売上が上がっているのに利益が出ていない」

とか

 

「今年はこういうジャンルになるべく調査行きましょうか」

とか

 

色々あります。

 

だからイコール悪い事をしているから来るのではない。

たまたま来る時も全然あります

 

●何を調査しに来るのか?

売上を隠してないか

 

架空経費を水増ししてないか

(いない従業員の給料を払ったことにしてないか)

(人からもらった領収書の経費をつけてないか)

 

仕事に関係ない経費をつけてないか

(全く関係ない自分の美容代)

(ペットの費用)

(遊興費)

 

などの答え合わせに来る

 

だから帳簿や領収書などを見に来るんですよ。

この時に領収書とかレシートが必要なんです。

 

確定申告の時に領収書やレシートは不要です。

一緒に提出するのではありません。

 

必要なのは税務調査の時なんです。

だから

 

「これは本当に使ってるお金なんですか?」

 

とか色々聞かれるので

領収書やレシートがあればちゃんと使ってるお金だと証明出来る訳です。

 

だからこの時に領収書やレシートが必要だという話です。

 

●税務調査は実際どんな感じ?

普通の話し合いのイメージです。

 

普通に税務署だったら1〜2人ぐらいで来て

調査は2日ぐらいで長くて3日とかもあります。

 

まず最初に会社や税理士のところに

 

「◯◯日調査したいんですけど」

 

アポイントの電話がかかってきます。

大体当日が多いです。

(突然来る場合もあります)

 

時間も10〜17時ぐらいで夜中までやったりはしません。

だから普通の話し合いですね。

 

●税務調査と言っても

普通にしてたらそこまで構える必要は無いです。

 

普通にって一体何なんだというと

 

・売上を隠す

・架空経費の水増し

 

大きくはここだけ避けてたら少々間違えてても

 

「ここ間違えてませんか?」

「漏れてませんか?」

 

ぐらいなので修正したら終わりです。

ペナルティも悪質じゃなければたかが知れてるので。

 

レシート一枚漏れてたからと言って

 

・ものすごい金額を取られる

・たくさんペナルティを課せられる

 

事はありません。

 

普通にやってたら大丈夫です。

 

●まとめ

・税金のことは学校では教えてくれない

→自分で学んで知識武装する

 完璧に覚える必要はない

 

・税金一覧

所得税 4〜45%

 住民税 10%

 事業税 0〜5%

 消費税 10%

 

・課税所得に税率を掛けたら支払う税金がわかる

売上(収入)-経費-控除=課税所得

 

・節税=課税所得を減らすこと

経費を増やす

 控除を増やす

 

・儲かってなかったら支払う税金はほぼ無い

まずは稼いで儲かってから考える

 

・経費にできるもの

→ざっくり売上に関連するもの全て

 

・確定申告

→国に所得を申告すること

 申告するときにはレシートは不要

 

・税金を知ることはこの国のルールを知る事

→資本家側になるのに税金の知識は有った方がいい

 知らないから怖いのであって知ってしまうと別にそんなに怖いものでもない。

まずは知る事が大事

 

Special Thanks college president Ryo.

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