「社会保険制度の料金体系」
〜前回のつづき〜
●社会保険料というのはどうやって決まる?
社会保険というのが何となくわかったけど
社会保険料というのはどうやって決まってるんだろう?
ザックリ覚えておいてもらえればいいんですけど
事業主が入る社会保険=医療保険と年金。
国民健康保険と国民年金はどうやって決まるのか?
国民健康保険は前年度の課税所得に応じて決まります。
去年沢山儲けた人は今年沢山払う。
それから国民年金というのは全員固定です。
いくら儲けても一緒です。
会社員の場合はどうやって決まるのか?
健康保険の場合は4・5・6月の給料=『標準報酬月額』に基づいて決まります。
4〜6月の給料を沢山貰っている人というのは保険料が高くなります。
それから年金保険。
・国民年金
・厚生年金
どちらかに加入すると思いますけど年金部分は固定です。
厚生年金は4・5・6月の給料に基づいて決まる。
それから労働保険。
ここは割愛します。
雇用保険とかどうやって金額が決まるのかというと
会社が勝手に計算してくれます。
なのでここは別に覚える必要はありません。
・国民年金
・厚生年金
この2つを覚えて下さい。
要は個人事業主が入る保険というのは前年度の課税所得に基づいて決まる。
だから去年沢山儲けた人は沢山払う。
去年の儲けに応じて決まる。
一方会社員が入る保険というのは今年の4〜6月の給料に基づいて決まるということです。
●社会保険料率一覧
社会保険というのはどのぐらいのパーセンテージを払っているのか。
事業主の場合は
・国民健康保険
・国民年金
いくら払っているのか?
儲けに応じてになるので結構マバラです。
事業主の場合
国民健康保険 5〜77万円/年です。
前年度の所得に応じて決まるので一概に言えない。
住んでる市区町村によっても変わります。
国民年金の部分は固定です。
ザックリこれぐらい払うんだという事で理解してもらえればと思います。
それから会社員の健康保険は給料の10%です。
それから年金部分。
国民年金・厚生年金
二つ合わせて18%。
毎月天引きされると思うんですけどその中に二つ入ってると思うので
ザックリ18%と覚えておいてもらえればいいです。
それから労働保険ですね。
雇用保険は1%
労働保険は0.4%
しっかりした数値まで覚える必要は有りませんが
会社員であれば全部合わせて大体30%ぐらい社会保険だけで天引きされる。
ここに所得税や住民税も入ってきます。
社会保険だけでこれぐらい引かれてます。
ただ項目によっては会社が半分負担してくれています。
だから沢山天引きされてるように思うかもしれませんが
本当はもっと引かれてるんです。
それを半分会社が負担してくれてるんですね。
だからそこまで
実際の金額ほど負担は大きくなってない。
個人としてはそう感じる。
だから社会保険というのはお得だと言われるのも一つなんですね。
感覚として個人が払う分を会社が半分負担してくれるから
社会保険の方がお得だと言われたりするんですよね。
(余談ですが)
源泉徴収を覚えてますか?
全体像を見るのに源泉徴収
![](https://www.m-c-f-m.com/wp-content/uploads/2023/09/image-7.jpeg)
(自動税金徴収マシーン 出典:リベラルアーツ大学)
給料の収入の流れから自動で毎月天引きされるマシーン。
これが源泉徴収だと
源泉徴収で引かれてる金額一覧覚えてますか?
![](https://www.m-c-f-m.com/wp-content/uploads/2023/09/image-6.jpeg)
(天引きされる項目 出典:リベラルアーツ大学)
所得税+住民税+社会保険
が毎月引かれています。
所得税と住民税というのが源泉徴収で引かれるのと
更に今日お話しした社会保険料というのが引かれています。
そういうお話です。
すごく色々な項目で引かれてますよね?
〜〜〜つづく〜〜〜
Special Thanks college president Ryo.