「医療保険と年金:ややこしい真実」
〜前回のつづき〜
●それぞれの違い
(1)医療保険
(2)年金保険
(3)労働保険
の3つが大きく社会保険の中にはあります。
(1)医療保険
ⅰ)保険の種類
a)健康保険
b)国民健康保険
a)健康保険は会社員が会社を通じて入る保険だと思って下さい。
b)国民健康保険というのが事業主が入る保険だと思って下さい。
医療保険の場合はどちらかに入ります。
だから保険証も違います。
健康保険と国民健康保険で保険証が違うんですよ。
それぞれ保険料率も違う。
名前が似ててややこしいんですよ。
健康保険と国民健康保険
凄く似てますよね?
なんとも間違いやすい。
保険証は病院に行った時に提出しますよね?
例えば医療費が一万円かかってるとしても
自分が窓口で払うのは三千円です。
じゃあ残りの七千円は誰が払ってくれてるのか?
国が払ってくれてます。
三割が自己負担です。
保険証を持ってる=健康保険か国民健康保険の
どちらかに入っているから三割の負担で済むんですよね。
保険証を持たずに病院に行った時には
とりあえず十割=全額払うことになります。
その場合高く感じるのはそういう事です。
もともとそれだけの金額のものを三割負担で
健康保険に加入しているからこれで済んでいる。
国民の99%近くが加入しているんですよね。
ⅱ)高額療養費医療制度
以前お話しした事がありますが月々の医療費が
ザックリ10万円までになるという制度です。
どれだけ高額の医療がかかったとしても
100万円の手術をしたとしても
ザックリ10万円までになるという制度です。
これが有るから民間の医療保険というのは
別に入る必要が無いのではないかというお話しをしました。
ⅲ)その他出産育児一時金など
これが医療保険の大まかなところです。
これはみんな使ってるからイメージしやすいんじゃないですかね。
(2)年金保険
年金保険の種類
c)国民年金
d)厚生年金
がある。
c)国民年金
基礎年金とも呼ばれます。
払う金額も貰う金額もみんな一律です。
毎月払う金額も全員所得など関係なく全員一律です。
だから貰える金額もみんないっしょです。
なので基礎年金とも呼ばれます。
d)厚生年金
国民年金に上乗せして入ります。
二階建てと言われます。
(出典 https://sure-i.co.jp/journal/pension/entry-80.html)
しかも給料に応じて各自支払う金額が違います。
沢山支払った人は沢山貰える。
だから人によって支払う金額も貰える金額も違います。
これによって将来貰える年金が変わってくるというのはこういうところです。
会社員であれば国民年金と厚生年金合わせて入ります。
ここがさっきの医療保険と違うところです。
医療保険であればどっちかなんですが
年金保険の場合は会社員の場合両方入るんですよね。
なのでちょっとややこしいんです。
〜〜〜つづく〜〜〜
Special Thanks college president Ryo.